在日本…沒人會為了壽司改名吧…

    壽司連鎖店 -台灣壽司郎於2021年3月17日到18日推出了一個很特別的優惠方案,名字其中1個字發音為「ㄍㄨㄟ」或是「ㄩ ˊ」的人,消費打9折,2個字同音打5折,若名字中含有「鮭魚」二字同音同字者,則消費全免。結果光是17日就有200位鮭魚先生小姐來店,18日更增加了800位鮭魚先生小姐。2天一共就有1,000位的鮭魚出現!而改名者當中還有人為了對情侶示愛,改名為鮭魚二字且總長達50字,成為全台灣最長的名字。這樣的長度…已經是文章了吧!

    推出優惠方案的壽司連鎖店,可能也沒預料到在台灣會有這樣的狀況發生吧…在日本絕對想不到居然有人會為了免費壽司而改名。

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    日本如果要改名的話,需年滿15歲才能更改。先到家庭裁判所(相當於台灣的法院組織配屬在日本各地家事法院)或是到市町村役場(像是台灣的鄉鎮市公所)提出申請。同時要準備非常多的紙本文件,並提出正當的改名需求,光是這個部分就相當麻煩且難度很高。如果家庭裁判所認為改名申請的理由不正當,當然就不可能受理手續。再者,就算經過了這一連串辛苦的程序後第一次成功改名,第二次的審核會更加嚴苛,是沒辦法隨意更改回來的。

    正因為改名字的程序如此繁雜艱辛,在日本對於更改名字這件事,通常是意義非凡的。例如男生想改成女生的名字,女生想改成男生的名字,或是更生人想揮別以前的自己而更改名字等等。還有一種狀況是擁有「キラキラネーム」(閃亮名)的人,名字諧音容易讓人聯想到其他事物,因此遭受到嘲笑或霸凌,生活痛苦、想改變現況,為此去改名的人也不少。

    所以說,如果在日本也推行像這樣的優惠方案,只會原本就持有特殊名字的鮭魚先生、鮭魚小姐才能享受這樣的優惠吧。其他人就算再怎麼羨慕,也絕不可能會特地為了這個理由跑去家庭裁判所申請改名的。(台灣壽司郎在構思這個優惠方案的時候也是這樣想的吧。)如果在日本有人因為這活動去改了名字,那可能是因為「鮭魚」對於這個人有著特別的意義,在活動結束後也想用「鮭魚」渡過接下來的人生,僅限於會有這樣奇特想法的人才會去做這樣的事吧。

 

(原文)

    台湾のスシローチェーンが3月17日から18日にかけて、特別なキャンペーンをしていたらしい。名前の中に「鮭魚」の音である「ㄍㄨㄟ」と「ㄩˊ」のうち一文字入っている場合は10%オフ、二文字の場合は50%オフ、そして「鮭魚」がそのまま入っている場合は全額無料という思い切ったものだ。成果は17日だけで200名の鮭魚さんが来店し、18日にはさらに増加して800名の鮭魚さんが来店したという。2日間で1000名の鮭魚さんが来店していたことになる。改名者の中にはガールフレンドへの愛を示す50字の名前に改名し、台湾全土で最長の名前を更新した鮭魚さんもいたようだ。こうなると名前というよりも、もう文章だろう。

    キャンペーンを実施したスシローチェーンは、台湾でのこのような展開を予想していなかったため、頰を張られたような気持ちだろう。無料のお寿司のために改名するなど、日本ではなかなか考えられないからだ。

    日本では改名する場合、15歳以上から改名の手続きが可能になっている。手続きのためには家庭裁判所への申請や市町村役場への届け出が必要だ。そのために提出しなければならない書類は多くはないものの、改名するために正当な理由を示す必要があり、この部分で改名のハードルは高くなる。もしも家庭裁判所に正当な理由だと認められない場合は、許可自体が降りない。またそうした苦労の末に一度改名できても、二度目の改名はさらに困難になるため、簡単には戻せないのだ。

    このような改名し辛い背景があるため、日本での改名はその人の人生の中で大きな意味を込められる場合が多くなるだろう。例えば、男性(女性)だった人が女性(男性)として生きることを望む中での改名もあれば、過去に犯罪を犯した人がかつて過ちを犯した自分との決別の希望を込めての改名もある。また「キラキラネーム」という、特殊で周囲から浮いてしまう名前をつけられたことでいじめや生き辛さを経験した人が、そうした現状と人生を変えるために改名する話も少なくない。

    だから日本でもしも今回のようなキャンペーンが実施された場合は、元から特別な名前を持つ、限られた鮭魚さんだけがキャンペーンのサービスを受けることができるだろう。他の人々は羨望の目線を投げても、決してもっともらしい理由をでっち上げてまで家庭裁判所に駆け込もうとは思わないはずだ。(台湾のスシローチェーンも、キャンペーンを構想した段階ではこのようなイメージをしていたのだろうと思う。)もしも改名する人がいた場合、その人は鮭魚という名前に大きな思い入れがあるか、キャンペーンが終わった後も鮭魚の名前とともにその後の人生を過ごしても構わないと思う極めて奇特な人に限られるだろう。

作者/島田有紗,就讀於京都大學研究所人間環境研究科共生文明學專攻文化人類學博士課程,約一年前到台灣進行調查研究,在台灣的一切都讓人感到新奇而有趣,希望藉著外國人的視角,帶領大家一探不一樣的台灣!